デカくて重い写真集をめくりながら考えた話 ① | 写真集で旅する本屋さん | Photobooks on the Road

2019/06/26 15:57


写真集、
しかも「洋書の写真集」というと
みなさんどのようなイメージをお持ちでしょうか?

「デカイ、重い」あと「高い」
結構ネガティブな答えが返ってきそうです。

最近では洋書を扱っている本屋さんも減っているので
「あまり見たことがない」という方も多いかもしれません。


「デカイ写真集」は必要とされているのか?
「重たい写真集」に存在意義はあるのでしょうか?

「必要はあるけど意味はない」
「必要はないけど意味がある」

わりと有名な比較論なので
ご存知のかたも多いと思います。


例えば
あなたは、今、お腹が減っているとします。


これが平日の午後7時であれば
「明日も仕事だし適当に済ませようかな」と考えるかもしれません。

その場合
吉野家なり マクドナルドなり、なんでもいいわけです。

食欲を満たす、という必要さえクリアできれば
特に意味などなくても満足です。


しかし、
これが週末の午後7時で、しかも結婚記念日、となればどうでしょう。

あなたは
お気に入りのレストランを予約するかもしれません。

もしくは
少し良い食材など買い込んで
奥さんとふたりで料理を楽しみながら
ワインの一本でも開けるかもしれません。

ただお腹が減っているのであれば
ここまでする必要はないのですが
これは、ふたりにとっては大きな意味のある行為になります。



さて、

さらに話は変わりますが
みなさんはレコードで音楽を聴いたことがありますか?

スリーブからレコード盤を取り出し
ターンテーブルに乗せ、針を落とす。
「プッ」という音の後、しばし静寂。
そして流れ出すメロディ。

かつてはレコードも「デカイ、重い」
そして「めんどくさい」の代名詞のような扱いを受けて
衰退していきました。

もう完全に、風前の灯火。
いつ消えてもおかしくない状況でした。

(続きます。)