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In Wildness Is the Preservation of the World / Eliot Porter / エリオット・ポーター

¥7,800 税込

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ソローの思想を視覚的に表現した
瑞々しくも儚い自然写真の傑作


In Wildness Is the Preservation of the World / Eliot Porter


突然ですが
みなさんはヘンリー・ソロー の「森の生活」を
読んだことがありますか?

(僕は途中で挫折しました…)

米国古典文学のひとつであり、
あのキング牧師も影響を受け、
60年代のヒッピーが「ソローに還れ」と叫んだ…ほどに、
当時の、そしてそれ以降のアメリカ人に大きな影響を与えた一冊です。

ちなみに「森の生活」の出版は1854年です。


そんなソローの思想は
あるアメリカの自然写真家にも大きな影響を与えました。

それがエリオット・ポーターです。


エリオット・ポーターは1901年イリノイ州生まれ。
高校卒業後はハーバード大学の医学部へ入学、
研究を続けながら趣味で写真を撮り続け、
そのまま写真家になった、という経緯を持っています。


もともとはアンセル・アダムスに影響を受け
モノクロで森や野鳥などを撮っていたのですが、

カラー写真にさらなる可能性を感じたポーターは
独自に試行錯誤を重ねながら、カラーでの表現を探求していきます。

といっても時代は1940年代(!)です。
ポーターがカラー写真のパイオニアと言われる所以です。


そんな中、
1962年に発刊されたのが本書、
「In Wildness Is The Preservation Of The World」

当時ポーターも愛読していた「森の生活」からテキストを引用しながら
ソローの思想を視覚的に表現した名作です。


エリオット・ポーターの自然写真は
とても詩的で思慮深く、思想的。

とてもアメリカ人が撮ったとは思えません。
もちろん、いい意味で。


特に本書では
自然の四季を細やかに切り取っているため、
とても静謐で繊細で、そのため、とても日本的でもあります。

多くのアメリカの自然写真が
とても雄大で雄々しく、かつ宗教的なことに比べると
ポーターのそれは僕たち日本人の心にすっと染み込んできます。


確かにこの世界観は
カラーでなければ完成しないだろうな、と思います。

ポーターが、自然を自然のままに再現したい、と
試行錯誤から生まれた鮮やかな色合と細部まで繊細な表現は
なんとも瑞々しく生命的で、だからこそ、儚く刹那的。


ソローが何を伝えたかったのか
ようやく僕にも分かった気がします。


- 本書は出版50周年を記念して発売された復刻版です


AMMO
ISBN-9781934429730
35 x 27cm / 168pages
Hardcover
Condition: New

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